心に残る一言


先週土曜日の夜、飲み会に誘われたためある居酒屋へ向かった。するとそこには見知らぬ女子が2人いた。他のメンバーの飲み友達らしかった。初対面で何を話せばいいのかわからずどぎまぎしていると、友人から「ごめんねー、こいつ、人見知りするから」と紹介された。悔しかったので最近読んだ『事件現場清掃人が行く』について積極的に話をしたところ、どん引きされる。

せっかくのチャンスを踏み潰した後、話題はやがて「異性に言われてぐっと来る言葉は何か」になっていた。男どもから出る意見がほぼエロ系一色に染まっていたのに対し、女性陣は違っていた。女子が男に言われてぐっとくるのは日常生活の中にあるさりげない一言といった感じで、どちらかといえばハートウォーミング系の意見が多かった。

これからはそうした言葉を乱用するべしと心に決めた。でもそれを具体的にここに書くと後でモロバレになる可能性があるので、割愛する。ただし、同じ言葉であっても、言われる相手によって受け取る側の気持ちも変わるとのことだった。たしかにそうかもしれないと思った。好意を抱いている相手と、まったくなんとも思っていない相手とでは、ぐっと来る指数も違って当然のはずだった。

そこで試しに、これまで何度か飲み会で顔を会わせたことのある女子に「たとえばさ、俺に何か言ってもらいたいことって、ある?」と聞いてみるが、ややかぶりぎみに「ないです」と即答される。しかも真顔で。結局また飲み過ぎてしまったため、後半の記憶はほとんどないにも関わらず、そのシーンだけはなぜかばっちり脳裏に焼き付いているのだった。

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明日は晴れるといいなー。




男と料理


先日、お酒の席で「料理をする男」について語らった。それぞれ意見を述べている中で、『心の友』なんかは奥さんの方が格段に料理がうまいし普段はまかせているのだが、たまにはキッチンに立つこともあるという。その話を聞きながら、この「たまに」がいいのかもしれないと思った。

また、ある女性は男がちゃちゃっと手際よく料理を作ったりすると、感謝する気持ちが薄らぐと言っていた。なんとなく「ああ、苦じゃないんだ。なら、お願いね」と思ってしまうらしい。それなら、四苦八苦しながらちょっと失敗ぎみの料理を出されたりする方が「私のために、そんなに一生懸命頑張ってくれてるのね」と胸がキュンとなるそうだ。そうなのか。

しかしそう言われれば思い当たるふしがあった。これまで料理は素早く、美味しく、タイミング良く出す方がいいとばかり思っていた。ただその結果、気が付けばいつの間にか料理を作る側になってしまっていた。付き合いはじめの頃こそ「ありがとー!」と喜んでいた彼女からも時が経つにつれ「お腹すいたー、何か作ってー」と言われる始末となっていた。

ひどいときには「目玉焼き作ってー」などと言われ、そんなもん自分でなんぼでも出来るだろうがと思いつつ、作ってしまったこともあった。でもそれがいけなかったのだと気がついた。実は作ったことがない料理は裏で練習したりしていたのに、その努力が逆に仇となっていたのだ。だから駄目だったのか。今後はこの教訓を心にとめていきたいと思う。

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しかし飲み会では、問題は料理云々とは別のところにあるのではないかという元も子もない結論に至ったのだった。








<連載>
『犬のお気楽相談室』更新されました。
またお気楽な相談が不足ぎみなので、
何か思いついたらどしどしご投稿ください。
採用された方にはサイン色紙プレゼントさせてもらいます。




<お礼>
昨日は、あいつの誕生日へのたくさんのコメント、
どうもありがとうございました。

ジム日記


先週金曜は夕方からジムで軽く汗を流した。それはトークショーなどで言葉に詰まったときに滲み出るじめっとした嫌な汗ではなく、爽やかなものだった。ひょっとしたら、そうした爽快な汗をかいていれば、この薄汚れた心も洗い流されてそのうちピュアな人間になるんじゃないかと思えるほどだった。

そんな戯れ言はさておき、この「ジムで軽く汗を流す」というフレーズは昔から一度使ってみたかった。そう言うと、なんだか自己管理もばっちり出来ていて健康的で活発な人みたいな気がするじゃないですか。見た目は感じ悪いし細いけど、ひょっとしたらこの人意外にしっかりしているのかも、と思ってもらえるかもしれないじゃないですか。というわけで、これからこのフレーズをばんばん使っていきたいと思う。

実際は軽く汗を流すどころか開始10分で汗だくになり、息もあがりまくり、休憩の度に床にへたり込んではトレーナーから「大丈夫ですか? 気分悪くないですか?」と心配されたりするというヘタレっぷりだったんだけども。そんなことは黙っておけば大丈夫。格闘技のジムに通っているというだけで周囲から一目置かれるかもしれない。あと、今はまだ立ち技しかやっていないがそのうち寝技にも挑戦したい。そう言うと、なんだか(以下略)。

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そんなわけで、頑張っていきたいと思う。



決意


昨日は、夕方までパソコンに向かって活字と格闘した後、格闘技ジムに正式な入会手続きをしに行った。『前回』しばらくジム通いを続けてみると宣言したものの、実は心の中は揺れ動いていた。何事にも飽きっぽく我慢を知らない自分が過酷なトレーニングに耐えられるだろうか。しかしこうした曲がった根性を叩き直す意味でもジム通いは必要であると思われた。

だから「トレパン」を買い、ブログで宣言し、まず外堀から埋めていき「もう引き返せないぞ」というところまで自分を追い込んだのだった。そして震える指で入会書類に署名、捺印し、昨日ようやく提出しに行く決意を固めたのだった。

意を決してジムに飛び込むと、先日指導してくれたトレーナーが笑顔で迎えてくれた。それから入会についての簡単な説明を受ける。ふと見ると、ジム内には数人の女性がトレーニングをしていた。体験コースに訪れた際には、ごつい兄ちゃんがバスンバスンとサンドバッグをどつき回しており、てっきりそんな人ばかりだと思い込んでいたため、意外な光景だった。

それを見た瞬間、俄然やる気が湧いてきた。ひょっとしたら、そうした女の人たちと顔を合わせるうちに自然と会話を交わすようになり「やっぱり、汗を流すのって、いいですよね」などと心にもないことを言えば仲良くなれるチャンスがあるかもしれない。素敵な出会いが待っているかもしれない。そう考えると、ジム通いもしばらく続けられそうな気がした。

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と同時に、やはりこうした曲がった根性を叩き直す意味でも、ジム通いは必要だと痛感したのだった。



ジム体験レポ


『前回』宣言した通り、格闘技のジムの体験コースを受けてきた。すると格闘技経験は一切ないにも関わらず、いきなり見事な打撃センスを見せて切れのある鋭いパンチと強烈なハイキックを打ち込む姿にトレーナーも舌を巻く、というようなことは一切ありませんでした。

結論からいうと、軽くへこまされるどころか打ちのめされました。最初に打撃の基本姿勢を教わった後、サンドバッグに向かってパンチやキックを打ち込んだりしたのだが、少し前からムエタイ系のジムに通っているという岡さんがスパンスパンといい音をさせているのに対し、今年四十になるおっさんはこの時点ですでにバテバテだった。足は全然あがらないし息も切れ切れだった。

そうして打撃をみっちりやった後は、寝技コーナーが待っていた。岡さんが気を利かせて両方申し込んでくれていたためだった。しかしおっさんの体力はすでに限界を越えており、後半はへろへろになっていた。それでもどうにかこうにか乗り切り、結局二時間に渡る体験コースを終えたのだった。頭に巻いていたタオルは汗でぐっしょりと濡れており、終わったら飲みに行く予定だったがそれもキャンセルし逃げるように家に帰ったのだった。

案の定、翌日からは首の筋から足の裏まで全身筋肉痛になり、この連休は何をするにもおじいちゃんばりの動きで「いてて、いてて」と呻いていた。別に舐めていたわけではないが、まさかこれほどしんどいとは思わなかった。そんなわけで、人生初の格闘技体験は自分のヘタレ加減を再確認しただけの無惨な結果となったのであった。以上。

という報告になることは大半の方が予想していたことだと思うが、実はしばらく通ってみることにしました。理由は、おもしろかったから。あと、あれだけ体を動かしたら嫌でも体が締まるに違いないと思ったから。というわけで見事細マッチョになった暁にはその肉体美を写真でアップしたいと思います。しないけど。

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そんなわけで、人生初となる「トレパン」も買ってきました。
さて、いつまで続くのか。




肉体改造?


『前回の記事』をアップした直後、あるメールが届いた。見ると『まこという名の不思議顔の猫』でおなじみの岡さんからだった。そしてそのメールの内容は「今度、マーシャルアーツのジムの体験入門に一緒に行きませんか」というものだった。

知らない人のために簡単に説明しておくと、マーシャルアーツとはキックボクシングなどの立ち技系からグラップリングといった寝技系まで網羅した、ようはわりとなんでもありの格闘技の総称のようなもの。そのジムがたまたまうちの近所にあるのだ。そういえば以前酒の席で、岡さんがボクシングの体験スクールに通ってみたら凄く楽しかったという話題になった際「俺もやってみたいなー」と盛り上がったことを思い出す。

たしかに格闘技には興味があったが、その場ではなんとなくそう答えただけで本気でやるつもりはなかった。しかし、この時期にその誘いが来たのはあまりにタイムリーだった。この、お腹あたりのぽにょぽにょした肉をどうにかしなければならなかった。なので、その誘いに乗ることにした。でもいきなり本気でやる勇気はなかったので、とりあえず岡さんと一緒に無料体験コースを受けるてみることにした。

基本的にギターより重いものを持とうとせず、女子から「私より手が綺麗」と言われたこともあるこの軟弱な男に、格闘技なんぞできるのだろうか。軽くへこまされて帰ってくるのか、それとも眠っていた闘争本能に火がついてギリシャ彫刻ばりの肉体を手に入れることになるのか。乞うご期待。

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そんじゃ、行ってきます。








<連載>
『犬のお気楽相談室』更新されました。



最近の不安


昨日はひどい二日酔いだった。仕事が一段落した自分へのご褒美にと、日曜の夜にたくさんお酒を飲んだのがいけなかった。まさか次の日に残るほど飲むとは思わなかった。月曜の朝だというのに起きたら頭ががんがんして、何もする気が起こらなかった。

仕方がないので、ホットカーペットにできた日だまりに横になってぽかぽかしていた。そのうちベランダにある椅子に座り、むくんだ顔でぼうっと空を眺めたりしていた。その姿は、人として完全に「アウト」な感じだった。それでもなかなか酒は抜けてくれなかった。何度同じ過ちを犯せば気が済むのだろうと自己嫌悪に陥った。自分へのご褒美のはずが、逆にへこませる結果になろうとは。気持ちいいくらいの自業自得っぷりだった。

それはさておき、近頃なんだか体重が増えたような気がする。感じの悪いことを言えば、これまでが痩せすぎだったので多少太った方がいいように思えた。しかし問題なのは、余分な肉がついたのが腰回りだということだった。それは自称ロッカーとしては避けねばならない事態だった。でも家に体重計がないので、実際にどれくらい体重が増えているのかは不明だった。誰かが言っていた「四十越えると腰からくるからね」という言葉が蘇る。

しかし、ジョギングなどの運動系はどうもする気になれない。それはこれまで、体を動かしていい汗をかく、というようなこととは真逆のところで生きてきたためだと思われた。いろいろ考えた結果、食べたいときに食べたいものを食べる、というこれまでのスタンスを変えるべきだと思った。何より、二日酔いで昼まで倒れて過ごすというような堕落した生活スタイルを見直すべきだと強く感じたのだった。

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で、気がついたらカルボナーラを食べていた。
大丈夫か、俺。




再結成?


先日、このブログを見ているであろう友人から「ここ最近の記事の内容の無さは、何?」というようなメールが届いた。心外だった。内容がないのは昔からなのだった。何を隠そう、このブログはどうでもいいことにいかに文字数を使うかに重きを置いているのだった。しかしそれはそれでなんなので、今日は少し深みのあることを書いてみたいと思う。

昨日は渋谷で2011年度に関するある重要な会合が開かれた。つまり、新年会だった。その席には『心の友』もおり、例によって入ったタッチパネル方式の店でジョン・ポール・ジョーンズばりの見事な指さばきを見せていた。その姿はやはり誰が見ても格好いいらしく、何か注文する度に一同から「ワー!」とか「キャー!」とか「ジョンジー!」といった喝采を浴びていたのだった。

それから世界情勢についてや、グアム諸島沖で世界ではじめてウナギの卵が発見されたことや、キース・ムーンとリンゴ・スターのドラムソロが実は似ていることや、お互いの性癖などについて語らうが、あまりよく覚えていない。というわけで少しは内容のある記事を書いてみようかと思ったが、無理だった。

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それはさておき、約十年ぶりにあるバンドが再結成されるかもしれないそうです。



最後のチケット


昨日、何気なく財布の中を見ると近所のレンタルビデオショップの割引チケットを発見した。それは十枚綴りくらいになっていて、一枚につきDVDのレンタル料金が100円割引きになるというなかなかいかした券だった。しかしよく見ると有効期限が2011年1月31日となっていた。これはいかんと思った瞬間、家を飛び出していた。我ながら凄い行動力だと思った。

それはこの機会を逃してはならないという強い気持ちからだった。このままチケットを使わずにいたらきっと後悔するに違いなかった。そしてそれは、あのとき去りゆく彼女を追いかけて最後に謝る勇気がもしあったなら、というこれまでの苦い経験からも学んだことだった。とりあえず、残されたチケットはすべて使いきるべきだと思いながら走った。

しかしいざレンタルショップへ入ってみても、観たい映画が何ひとつなかった。昔から映画をよく観る時期と、あんまり観ない時期とが周期的に訪れるが、今はまさにその観たいと思わない底の時期だった。ひと通り各コーナーを見て回るが、やはり何も借りる気になれず、すごすごと店を後にする。

それは最後に呼び止めたはいいけど、何を言っていいのかわからず結局終わってしまった恋に似ていた。切ない気持ちで帰宅すると、割引チケットを屑籠に放り込んだ。ふと見るとパソコンの画面には途中までやった仕事がそのまま映し出されていた。それを見て、本日の行動力の源が単なる現実逃避だったことに気がついたのだった。

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というようなくだらない文章を書いている今もまた逃避行中なのかもしれない。




プロフィール

穴澤 賢 (あなざわまさる)

1971年大阪生まれ。
さまざまな職業を経て、なりゆきでフリーランスのライターになる。犬と猫と音楽と酒が好き。釣り人。株式会社デロリアンズ代表。
mail:anazawa_masaru[at]yahoo.co.jp([at]→@)

大吉(だいきち)

2011年(8/17)茨城生まれ。
里親募集サイトからもらわれる。何がまざっているかわからないくらいの雑種犬。左右の耳の立ち方が違うのが特徴。若干ビビリ。

福助(ふくすけ)

2014年(1/11)生まれ(推定)。 センターから保護団体を経て我が家へ。収容される前の経歴は不明。本棚から器用に本(ハードカバー)を抜き出して粉砕するのが趣味。

ねこ 2017年 Vol.101

「犬飼いから見たねこの不思議」連載中

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管理人オススメ

「保健所犬の飼い主になる前に知っておきたいこと」
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(コメント) マドの飼い主、片野ゆかさんの本。ためになりました。

「ソウルメイト」
(集英社)


(コメント) 馳星周さん初の犬小説。僭越ながら帯コメントを書かせていただきました。

「寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち」 (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)

(コメント) この内容でこの価格で出すところがスゴイ!

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