4ピース?


先週末、『ソワン』とセキグチさんと我が家で飲んだ。男だらけの遅めの新年会だった。なんでもソワンは最近「iPhone」にしたらしく「これが凄いねん」とギターの音が出て、しかもコード名も検索でき、さらにはチューナー機能もついているというそのアプリについて熱く語っていた。たしかに凄いと思った。

そこでちょっと触らせてもらったのだが、なぜかタッチパネルがなかなか反応してくれなかった。でもソワンが触るとさくさく動いた。なんで俺だと反応しないのかと尋ねると、「冷たいからや」と一蹴された。ひどいと思った。セキグチさんは隣で爆笑していた。

気がつけば、いつしか結婚の話になっていた。そこで、既婚者であるセキグチさんに結婚生活を円滑に送るためにはどうすればいいのかを尋ねていた。するとソワンに「やめとけ。お前には向いてない」といわれた。ガラスのハートが傷ついた。セキグチさんは隣で大爆笑していた。

どうしてそんなことがわかるのだとソワンに尋ねると「パズルでいうとな、お前は4ピースくらいしか持ってないねん。だから無理」といわれた。たとえがよくわからなかったが、ひとまずその「人としてパズル」は全部で何ピースある場合のことをいっているのかと尋ねると「32ピース」だと即答された。あんまりだと思った。セキグチさんは隣で笑い転げていた。

それはさておき、4月2日のソワンのライブで数曲ギターを弾くことになりました。また、そのうち「the★サクラマス」もやるかもです。


222


時を遡ること数ヶ月前、12月の後半のある日のこと。目黒の喫茶店の片隅で、男はある人に「あるお願い」をしていた。挙動不審ぎみの男は、持参した小汚い紙袋から何やら取り出すと、それを相手に渡し、何やらいろいろ注文をつけながら「おっさんのくせに、なんかキモい依頼ですいません」としきりにぼそぼそと繰り返すのであった。

ある人とは、その昔「富士丸ぐるみ」を作ってくれた方で、だけどその実物は読者の方にプレゼントしてしまったので、男は新たにもう一体制作してもらうよう頼んでいたのだった。しかも、今度はもうちょっとリアルに、出来れば中に丸毛を少し入れてくださいという条件までつけて。

その方は、そんなお願いを快く引き受けてくださり、なんとか2月22日までには必ず仕上げてお届けしますね、といってくれたのでした。そして待つこと数ヶ月、約束より少し早い、2月20日に完成品が届けられました。予想を超える出来栄えに、おっさんは大変喜び、翌日に予定されていたイベントで初お披露目することにしたのでした。

さらに、かつて6000万ヒット記念のときにミニ丸をつくってくださったdemukoさんからは、新たなミニ丸も届けていただいたので、それも一緒に持っていきました。今度のは丸毛100%なので薄いグレーですが、丸毛って、実はほとんど白かグレーだったのです。

あいにくこのブログでは実物の画像はアップしませんが、見たい方は、制作者である『fumiさん』のブログと、本日更新の『イベントレポ』でご確認ください。fumiさん、demukoさん、本当にありがとうございました。

しかしまさかこの歳になってぬいぐるみをオーダーするとは……。だけど、頼んで良かったです。大切にします。






<連載>
『ASOM』がアップされました。リライト作業の苦悩の日々が文章に滲み出ておりますが。

<お知らせ>
また『CDブックが出来るまで』という制作過程をレポートするコーナーも立ち上がりました。

<レポート>
21日のTSUTAYA TOKYOのレポートも早速本日『コチラ』でアップされました。

杞憂


寝違えたのをきっかけに日増しにひどくなる首と肩の痛みに耐えかねて先週整骨院に行ったが、肩はいくぶん楽になったものの、まだ首に痛みが残っていたので思い切って整形外科でちゃんと診てもらうことにした。

診断の結果、頸椎に重大な損傷が見つかり、このままパソコンで文章を書くような仕事をつづけていては脳にまで影響がおよび、どえらいことになってしまうから今すぐ仕事は中止すべきだといわれ「だけど、僕には今やらないといけないことが」と食い下がるも「何いってるんですか! 駄文と体どっちが大事なんですか! 悪いことはいわないからすぐに旅支度をしてどこか南の国のビーチでマンゴージュースでも飲みながら最低一ヶ月は療養してきなさい!」というようなやりとりもなく、医師によれば背骨の神経からくる肩こりだろうとのこと。そうなのか。

どうやら、恐らく長時間同じ姿勢でいることと、ストレス(現代人にありがちな)が原因だろうという。その先生も「僕も同じ症状だったことがあるからよくわかるんですよ」というので、何だか変な親近感がわいてしまった。ご苦労様です。その後、電気治療をほどこされ、医薬品の湿布をもらい、飲み薬ももらって、少し様子を見ましょうということに。あと、仕事中は最低でも一時間に1回はストレッチをするようにとのこと。

そのおかげか、今現在、首も肩もずいぶんと楽になった。デスクワークにつきものである肩こりにお悩みの皆さんも多いと思うので、お互い気をつけましょうね。とりあえず、即刻南の国に旅立たなくてはならないという心配は杞憂に終わったので、今日はこれから「あるロケ」に行ってきます。では、21日にお会いする皆さん、どうぞよろしくお願いします。






<お知らせ>
先日お知らせした日経BP社×小学館による「富士丸追悼特別企画」について、賛同してくださった書店の詳細が決定しました。詳しくは『コチラ』をご覧ください。


<お知らせ>
『山の麓特別編』が公開されました。


心の声


自宅で仕事をしているうえ、近頃は締切に追われているせいか、ますます引きこもりぎみになっている。さすがに一歩も外へ出ない日はないが、その一歩が近所のコンビニかスーパーだったりするので、ほぼ引きこもりといっていい毎日を送っている。

そうしていると、ほとんど声を発することのない日があることに気付く。こうしてくだらないことをつらつら書いている最中も、むろん声など出していない。いうなればこれは心の声なのだ。ずいぶん薄っぺらい心の声だけども。

仕事のやりとりもほとんどがメール。たまに電話で話すことがあっても3分くらいがいいところ。最後に声を発したのはいつだっただろう。こんな暮らしが続いていると、なんとなく不安になってくる。

このままいくと、どんどん声が細くなり、もう二度とステージで歌うことができなくなってしまうのではないか。歌ったことないし、これから歌う予定もないけれど。それはさておき、声帯が退化したらどうしよう。そんな恐怖に襲われる。ちなみに、今日もまだひとことも声を発していない。果たしてうまく声は出るのだろうか。

ひとまず、今日の『ラジオ』で僕の声が小さくて弱々しく、何をいっているのかわからなかったら、そういう理由だと思ってください。





<追伸2/18>
いかがでしたでしょうか。あの軽快なトークは。聞けなかった人は残念でした。もの凄くとりとめのないないことしか話せませんでしたが。あ、『コチラ』に出演後の写真が載っております。レイチェルさん、ありがとうございました。


ラジオとイベント


先週告知していたラジオ出演とトークイベントの詳細について、ある程度はっきりしましたので報告させてもらいますね。

まず、ラジオですがJ-WAVE(81.3FM)の『RENDEZ-VOUS』という番組内の中のコーナー「WONDERFUL ESSENCE」に2月17日ゲスト出演します。時間は午後2時30分~40分くらいらしいです。生放送なので、発言には気をつけないとですね。大丈夫なんでしょうか。

なお、J-WAVEの放送エリアは首都圏近郊とのことなので、それ以外の地域にお住まいで視聴をご希望の方は、エリア内のラジカセを持っている友達にカセットテープを渡すなど昭和テイストあふれる方法を使うか、なんだかそれ以外にもパソコンを駆使したいろいろな技があるらしいですが、よく知らないので、詳しい人に聞くなどして法に触れない程度でよろしくお願いいたします。

また、イベントですが、この度、2月22日にちなんで日経BP社と小学館が合同で「富士丸追悼特別企画」として、全国のいくつかの書店で特製POPや対象商品ご購入の方に特典などを配布する、という展開をしてくれることになりました。

その一環として2月21日に『TSUTAYA TOKYO(六本木)』でのトークイベントに出演します。時間は15時~16時くらいの予定ですが、参加条件もなければ整理券もない、というわりかしゆるめのイベントになると思うので、どうぞお気楽にお越しください。待ってますから。とかいいながら当日無愛想だったらごめんなさいよ。では、どうぞよろしくお願いいたします。


逃避癖


最近、意識したわけではないが、いわゆる「旅モノ」の本を数冊読んでしまい、その度に(洒落じゃないよ)、いーなー、俺も旅とかしてーなーと思いを馳せてしまったりする。行き先も目的地も決めない、気の向くままのひとり旅。

ホテルなんかにゃ泊まらない。出来るだけ安い宿を探し、少しでも長く旅をする。知らない街からまた知らない街へ。その中で出会うあたたかい人たちとのふれ合い。素朴な郷土料理に舌鼓を打ち、地元の人と酒を酌み交わす。義理と人情と、出会いと別れ、ちょっぴりロマンスもあったりして。そんな旅がしてみたい。

しかし本当にそんなことしたいのか、と己に問いかけてみる。よくよく考えてみたら、ひとり旅とか嫌いだし、何していいのかわかんなくなるし、そのうえヒトミシラーだから自分から話しかけることなんてまずないし、その場でうちとけて酒を飲むようなこともあるまい。駄目じゃん。うん、俺には無理だ。という結論にいたる。

さて、仕事しないと。




<お知らせ>
来週月曜あたりには「ラジオ」と「イベント」の詳細を報告できると思います。どうぞよろしく。


報告諸々


突然ですが、2月17日にJ-WAVEの『RENDEZ-VOUS』というラジオ番組にゲスト出演することになりました。あと、2月21日には都内某所にてトークイベントのようなものに出演することも決定しました。

どちらも詳細がはっきりした時点で、また改めて報告させてもらいます。そんで、どちらもあんまりしゃべらないと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

それから、例の『福豆』ですが、昨日行ったら節分は過ぎたというのに、まだ思い切り積み上がっておりました。なんでも2月14日までは頑張って店頭に並べるそうです。どうか皆さんも協力してあげてくださいね。て、なんで肩持ってるんだろう。



<連載>
『A・S・O・M』が更新されました。

ASOM企画始動


先日報告させていただいた『CD BOOK』ですが、水面下では着々と進んでおり、進んでいないのは原稿だけ、という状況なんですが、この度、心強い助っ人が加わってくれることになりました。

その人とは、富士丸がきっかけで出会い、『対談』なんかもさせていただいた『不思議顔のまこ』でおなじみの岡さん。この企画が持ち上がった当初からデザイナーは音楽好きで、できれば同年代の人がいいという意見で全員一致していたんですが、さてどうしようとなり、「うまい店があるんですよ」といきつけの蕎麦屋へ誘い出し、口説き落としたという。

実際は話をした段階で「面白そうだからぜひやりたい」と快諾してくださったんですが。しかもデザイナー兼カメラマンとして。いやー、思いきってお願いしてよかったです。というわけで、岡さんも加わったチームでジャケ写のロケハン(そこから自分たちでやる)などをしているところです。原稿そっちのけで。

そんな感じですが、凄くいい仕上がりになりそうな予感が今からしています。興味のある方はどうぞお楽しみに。と、こういうことを書いて自分を更に追い込むのは悪い癖だと思っています。大丈夫か、俺。






<連載>
『はじめての青色申告』第4回が更新されました。

あるメール


メールの文章というのは、なかなか難しい。要点だけを短く完結にまとめるとぶっきらぼうだし、かといってダラダラと無駄なことを書いても仕方ない。そもそも、直接話すのと文章では温度が違う。

普通にしゃべるとそうでもないが、それを文章にした途端、冷たいような、きついようなメールになってしまう。そんなときに有効な手段のひとつが「(笑)」じゃないだろうか。

たとえば締切にどうしてもちょっと遅れそうなとき「すいません! 明日の午前中には必ず!」的なメールを送ったとする。その返事が「了解しました」だけだと「またかよ。はよせいよボケ」と怒られているような気分になるが、それが「了解しました(笑)」になるだけで「そんなこともあろうかと予め余裕を持って伝えてたんですよ。頑張ってくださいね」とあたたかく見守ってくれているような気分になるから不思議だ。

このように、「(笑)」には、文面をやわらげるはたらきがあるように思う。こっちが勝手に思っているだけかもしれないが。だからといって、やたらめったら使えばいいというものでもないし、付ける文章を間違えるとまた違う意味になったりもする。

ところでこの間、古くから付き合いのある女性編集者からのメールに「ブログのコメント欄では優しいとか目が綺麗だとかイケメンだとかいわれてますね(笑)」という一文があった。そこに付けるなよと思ったり。別にいいけど。





<お知らせ>
『山の麓・特別編』が更新されました。

幸福祈願


この間、よく行く近所のスーパーでいそいそと買い物をしていると、間延びした声でこのようなアナウンスが流れてきた。

「本日はー、○○へお越しくださりー、誠にありがとうございますー。当店ではー、2010年の皆さまの幸福を願いましてー、福豆(自社ブランド)をご用意したのですがー、気合いを入れすぎてしまったためー、作りすぎてしまいましたー。つきましてはー、お一人様おひとつずつご購入してくださるとー、在庫が減りまーす。何とぞー、ご協力くださーい」

それを聞いた瞬間思わず「知らんがなっ!」と突っ込んでしまった。心の中でだけど。しかしそれにしても、なんだよそれは。そんなもんあんたらがサジ加減間違えただけやないの。何よ、その気合いを入れすぎたっていう言い訳は。なんか好きだけど。でもなんでそれを俺が買わにゃならんのよ、と思いながらレジへ進むと、その隣にうず高く積み上げられた問題の福豆(ピーナッツ)を発見。なるほど、確かに作りすぎだわ……。価格は100円。

うーん、どうしたものか。頑張ってこの値段まで下げたんだろうし、このご時世、在庫かかえたらそりゃ大変だろうし、この店潰れたら嫌だし、ビールのアテにもなるし、まぁひとつくらいならいいか、と買い物カゴへぽとんと入れた。何より、幸福祈願だしね。

というわけで、今年の幸せは保証されたも同然なのでした。
いったい何にすがっているんだろう、俺は。


プロフィール

穴澤 賢 (あなざわまさる)

1971年大阪生まれ。
さまざまな職業を経て、なりゆきでフリーランスのライターになる。犬と猫と音楽と酒が好き。釣り人。株式会社デロリアンズ代表。
mail:anazawa_masaru[at]yahoo.co.jp([at]→@)

大吉(だいきち)

2011年(8/17)茨城生まれ。
里親募集サイトからもらわれる。何がまざっているかわからないくらいの雑種犬。左右の耳の立ち方が違うのが特徴。若干ビビリ。

福助(ふくすけ)

2014年(1/11)生まれ(推定)。 センターから保護団体を経て我が家へ。収容される前の経歴は不明。本棚から器用に本(ハードカバー)を抜き出して粉砕するのが趣味。

ねこ 2017年 Vol.103

「犬飼いから見たねこの不思議」連載中

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いつでも里親募集中! ただのいぬ。プロジェクト 富士丸な日々

管理人オススメ

「保健所犬の飼い主になる前に知っておきたいこと」
(新潮社)



(コメント) マドの飼い主、片野ゆかさんの本。ためになりました。

「ソウルメイト」
(集英社)


(コメント) 馳星周さん初の犬小説。僭越ながら帯コメントを書かせていただきました。

「寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち」 (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)

(コメント) この内容でこの価格で出すところがスゴイ!

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